ショットナビから発売されているBeyond Lite PlusとHuG Beyond Liteについて、外観・画面・機能・性能・価格の違いを詳しく解説します。
Beyond Lite PlusとHuG Beyond Lite
▼左がBeyond Lite Plus、右がHuG Beyond Lite
Beyond Lite Plusは2024年、HuG Beyond Liteは2021年に発売されています。
これらはショットナビのHuGシリーズの系譜にあるモデルです。Beyond Lite Plusは5作目、Hug Beyond Liteは4作目に当たります。
モデル | 発売日 |
---|---|
HuG | 2017年3月 |
HuG-FW | 2019年10月 |
HuG Beyond | 2020年7月 |
HuG Beyond Lite | 2021年8月 |
Beyond Lite Plus | 2024年11月 |
3作目のHuG Beyondからカラー表示が採用されていて、4作目のHuG Beyond Liteは3作目のシンプル・廉価版、5作目のBeyond Lite Plusは4作目の機能追加版です。
機能を削減して追加してとジグザグな変遷ですが、Beyond Lite Plus(5作目)の方がHug Beyond Lite(4作目)より高機能です。

「Lite」と「Plus」の名の通り、シンプル版と機能追加版
市場価格の差:最安値の差は3~4,000円で、Beyond Lite Plusの方が安い!
▼最安値の調査結果
定価は新しいBeyond Lite Plusの方が高額ですが、市場価格は逆転しています。
というのも、HuG Beyond LiteはBeyond Lite Plusの3年前のモデルのため、市場での流通が殆どありません。恐らくそれが理由で定価よりも高額というおかしな減少が起きています。
市場価格の最安値は、Beyond Lite PlusがAmazonで15,400円、HuG Beyond LiteもAmazonで18,980円で、価格差は3~4,000円です。
どちらがオススメかについて先に筆者の結論を述べてしまいますと、Beyond Lite Plusの方がオススメです。
理由は明らかで、Beyond Lite Plusの方が「新しい」「高機能」「低価格」のため、購入すべきは迷うことなくBeyond Lite Plusということになります。
となると、Beyond Lite PlusとHuG Beyond Liteを比較する意味は薄いかもしれませんが、違いを明確化・把握する意味で解説します。
外観の違い:デザイン・サイズは、ほぼ同じ!
形状
▼左がBeyond Lite Plus、右がHuG Beyond Lite
HuGシリーズは、ディスプレイ・本体ともに四角型なのが特徴です。どちらもボタン式のため、左側に2つ、右側に3つボタンが配置されています。
四角型ディスプレイのモデルの特徴として、外観はシンプルなものが多く、HuGシリーズも同様です。
強いて違いを言えば、Hug Beyond Liteはボタンの意味を表すマークが記されていて分かりやすさ重視、Beyond Lite Plusは縁取りにホワイトラインを描きデザイン重視となっています。
サイズ・重量
モデル | Beyond Lite Plus | HuG Beyond Lite |
---|---|---|
サイズ[mm] | 37.6×41.8×13.1 | 38.0×42.3×13.1 |
重量[g] | 42 | 56 |
電源 | 充電(USB Type-C) | 充電(専用充電器) |
防水仕様 | IPX7 | IPX8 |
見た目通り、サイズ感はほぼ同じで、大きくもなく小さくもなくといったところです。
その割に重量の公表値には14gの差がありますが、形状が時計部分のサイズは同じですが、これは恐らくベルトを含む・含まないの差ではないかと思います。
何れにしても60g以下のため、重いと感じることはないでしょう。
カラーバリエーション
▼左2つがBeyond Lite Plus、右2つがHuG Beyond Lite
カラーバリエーションについては、どちらもブラックとホワイトの2種類あります。
カラーバリエーションは、メーカーによってはベルトだけ、外枠だとというケースがありますが、外枠もベルトも同一色になっています。
デザインに加えて、カラーリングもクセが無くシンプルなため、年齢・性別が限定されず、幅広いゴルファーが選びやすくなっています。
画面の違い:どちらも反射型液晶のボタン式で、決定的な違いは無い!
▼左がBeyond Lite Plus、右がHuG Beyond Lite
ディスプレイの仕様としては、四角型の反射型カラー液晶が採用されています。
反射型は、外光を反射させたものを光源とするため、消費電力量が抑えられます。さらに、画面と外光の明るさが連動するため、屋外でのゴルフに適しています。
モデル | Beyond Lite Plus | HuG Beyond Lite |
---|---|---|
形状 | 四角 | 四角 |
仕様 | 反射型カラー液晶 | 反射型カラー液晶 |
サイズ* | 1.2インチ | 1.28インチ |
解像度* | - | 176×176ピクセル |
*大手家電サイトなどから参照
画面サイズ・解像度については、公式サイトでは公開値がありませんでしので、大手家電サイトなどに記載されていた数値を参照しました。
上表からすると、画面サイズはHuG Beyond Liteの方が少し大きいですが、1.28インチと1.2インチなので、どちらも大きめではなく、ややコンパクトな方です。
情報・コンテンツの違い:Beyond Lite Plusには2つの機能を追加
▼情報・コンテンツ
モデル名 | Beyond Lite Plus | HuG Beyond Lite |
---|---|---|
どでか文字ビュー | 〇 | 〇 |
ショット感知 | 〇 | 〇 |
オートビューチェンジ | 〇 | 〇 |
コースレイアウト | 〇 | 〇 |
グリーンレイアウト | 〇 | 〇 |
グリーンの起伏 | 〇 | - |
グリーンの回転 | - | - |
高低差機能 | 〇 | ○ |
3点間距離 | - | - |
FWナビ | 〇 | - |
レイアップナビ | - | - |
グリーンディレクション | - | - |
パットシミュレーション | - | - |
機能的には、どちらも自動機能・ナビゲーション機能がかなり充実しています。
特に自動機能に関しては、どちらもオートビューチェンジ、ショット感知が備わっていますので、残距離に応じて最適なビューが自動的に表示され、スコアも自動的にカウントアップされます。
その他の機能に関しては、Beyond Lite Plusの方は後発の「Plus」モデルだけあって、2つの機能が追加されています。
- グリーンアンジュレーション
- フェアウェイナビ
グリーンアンジュレーション
▼左がBeyond Lite Plus、右がHuG Beyond Lite
出典・参考:マニュアル
どちらのモデルにも高低差機能が搭載されていますが、Beyond Lite Plusにはグリーンのアンジュレーション機能が追加されました。
レイアップヒートマップ形式の色分けでアンジュレーション(高低差)が表現されますので、グリーン上だけでなく、グリーンを狙う際に落とすポイントを探る際にも参考になります。
FWナビ
FW(フェアウェイ)ナビは、ショットナビの特許機能で、簡易的な3点間距離(レイアップ機能)とも言えます。
本来、3点間距離はタッチ式ディスプレイでないと地点指定ができないため利用できませんが、FWナビはボタン式でも同様なことができる非常に優れた機能です。
出典・参考:マニュアル
FWナビの機能は、機器を向けた方向にあるフェアウェイの中心がレイアップ地点として自動的に指定され、グリーンまでの3点間(経由)の距離を案内してくれます。
▼FWナビの詳しい解説は、Beyond Lite Plusの評価記事で解説していますので、リンクを載せておきます。

Beyond Lite PlusとHuG Beyond Liteの仕様比較
モデル名 | Beyond Lite Plus | HuG Beyond Lite |
---|---|---|
発売日 | 2024年11月 | 2021年8月 |
定価 | 22,000円 | 17,600円 |
画面形状 | 四角 | 四角 |
仕様 | 反射型カラー液晶 | 反射型カラー液晶 |
画面サイズ | 1.2インチ | 1.28インチ |
画面解像度 | 240×240px | 176×176px |
操作方法 | ボタン式 | ボタン式 |
サイズ[mm] | 37.6×41.8×13.1 | 38.0×42.3×13.1 |
重量 | 42g | 56g |
どでか文字ビュー | 〇 | 〇 |
ショット感知 | 〇 | 〇 |
オートビューチェンジ | 〇 | 〇 |
コースレイアウト | 〇 | 〇 |
グリーンレイアウト | 〇 | 〇 |
グリーンの起伏 | 〇 | - |
グリーンの回転 | - | - |
高低差機能 | 〇 | ○ |
3点間距離 | - | - |
FWナビ | 〇 | - |
レイアップナビ | - | - |
グリーンディレクション | - | - |
パットシミュレーション | - | - |
電源 | 充電(USB Type-C) | 充電(専用充電器) |
稼働時間(GPS/時計) | 8時間/15日間 | 8時間/30日間 |
スマホ連動 | 〇 | 〇 |
衛星測位 | GPS みちびきL1S Galileo GLONASS |
GPS みちびきL1S |
防水仕様 | IPX7 | IPX8 |
まとめ:Beyond Lite PlusとHuG Beyond Liteは、どちらがオススメか?
冒頭の価格のところで、Beyond Lite Plusがオススメと述べてしまっていますが、改めて整理します。
Beyond Lite PlusとHuG Beyond Liteの主な違いをまとめると以下の通りとなります。
- Beyond Lite Plusの方が新しくて高機能
- 市場価格は、Beyond Lite Plusの方が3~4,000円安い
- 機能面はBeyond Lite Plusの方が充実していて、グリーンアンジュレーション、フェアウェイナビを搭載
- 画面はHuG Beyond Liteの方が少し大きい
以上を踏まえると、Beyond Lite Plusの方が「新しい」「高機能」「低価格」のため、文句なしでオススメです。

逆にHuG Beyond Liteが優れている点としては、画面サイズがやや大きいところ、防水性能が一段高いところです。
ただ、そもそもこのシリーズは画面がコンパクトなのが特徴なのと、Beyond Lite Plusも防水性能がIPX7で優れていますので、総合的に考えるとやはりBeyond Lite Plusの方が断然オススメです。