ショットナビのEvolve α（アルファ）について、5つの項目で製品を評価しました。
詳しい評価に加えて、総評、適するゴルファー、最安値についても解説していますので、ご自分の予算とニーズに合うかが分かる内容となっています。
Evolve α の評価内訳
ショットナビのゴルフウォッチ（GPSゴルフナビ）、Evolve αについて、画面表示、操作性、情報コンテンツ、デザイン、コスパの５つの項目別に評価しました（5点満点で普通は3点）。
画面表示：4.0点
| 形状 | 丸 |
|---|---|
| 仕様 | 反射型カラー液晶 |
| サイズ | 1.4インチ |
| 解像度 | － |
出典：amazon
ディスプレイは丸型のカラー液晶（ノンタッチ）で、反射型が採用されています。
丸型のディスプレイは全方位に同じ大きさ（半径）があるため、グリーンレイアウトなど形が定まらないものの表示に対応しやすく、円形を活かした自由なレイアウトで様々な情報を表示できるため、ビジュアルを駆使した表現力の高さが大きな特徴です。
数字による距離情報に留まらず、レーザー距離計では得られないようなGPSとハイテク端末を駆使した有益なコース情報を活用したい方に適しています。
この形状のものは、全てタッチスクリーンだと思われている方もいるようですが、Evolve αはタッチスクリーンではありませんので、本体側面のボタンにより操作するタイプであることは踏まえておきましょう。
出典：マニュアル
通常、丸型ディスプレイのものは、映像を駆使した表示を得意としていて、コースレイアウトやグリーンレイアウト、ハザードなどを視覚的に表示する機能が充実しています。
しかし、Evolve αは右側中央のボタンを押すと、どでか文字表示に切り替えることができます。
上図のように残距離が大きく表示されますので、「とにかく距離が分かれば良い」という方にも使いやすくなっています。
- 2ラウンド使用したが、心配だった文字サイズも老眼が始まった目でも問題なくよく見えた。
- 最新のゴルフナビを購入したけど表示が多すぎて、結局距離だけのデカ文字でラウンドしました。
操作性：4.0点
| 操作方法 | ボタン押下 |
|---|---|
| 自動画面切替 （残距離に応じた最適ビューを表示） |
○ |
| 自動スコア管理 （ショット感知） |
○ |
操作方法
先程の画面表示のところでも触れた通り、Evolve αは側面のボタンにより操作するタイプです。
出典：マニュアル（〇は短押し、◎は長押し）
一般的にはタッチ式を好む方の方が多いようですが、ボタン式を選ばれる方も少なくありません。
その理由としては、タッチ式だと画面が小さくて扱いづらいがボタン式は操作が確実、タッチ式よりも価格が安い、といったことが挙げられます。
特に、操作する方の手にグローブをされる方にとっては、タッチ式よりもボタン式の方が適しています。
なお、ボタン式のデメリットを敢えて挙げるとすると、カラースクリーンだがスマホ感覚では扱えない、高機能になるほどボタン操作だと複雑になりやすい、といった辺りになります。
自動機能
ボタン式のGPSゴルフナビを使ったことがをない方、GPSゴルフナビを初めて購入される方は、ボタンでの操作で使いこなせるか不安に思われるかもしれませんが、Evolve αは自動機能が一通り備わっています。
- 自動スコア管理（ショット感知）
- 自動ビュー切替（残距離に応じて切替）
- ダイナミックグリーンアイ（現在地からの向きにグリーンを回転）
出典・参考：マニュアル
特にコース情報に関しては、ハザードビュー、シンプルビュー、グリーンビューの3種類のビューが用意されていて、現在位置（残距離）に応じて最適なビューが自動的に表示されます。
自分で切り替える必要がなく、ホールが変わればコース情報も自動的に切り替わります。
残距離・レイアウトを見るシンプルな使い方であれば、レーザー距離計と比べると測定行為が一切不要なため、機器の出し入れもなく、よりストレスフリーで利用することができます。
- ナビモードへの切り替えを含め操作は簡単。ナビでは必要な情報が現在位置に応じてタイムリーに表示され、使いやすい。
情報コンテンツ：4.0点
| コースレイアウト | 〇 |
|---|---|
| グリーンレイアウト | 〇 |
| グリーンの起伏 | 〇 |
| グリーンの回転 | 〇 |
| ３点間距離 | － |
| スマホ連動 | 〇 |
| その他 | レイアップ円・ドライバー距離円 レイアップナビ フェアウェイナビ グリーンディレクション |
Evolve αは丸型ディスプレイを駆使して、ビジュアルによるコース情報、グリーン情報が充実しているのが大きな特徴です。
- コース情報
- グリーン情報
コース情報
出典・参考：マニュアル
ビューの種類は、先程の操作方法のところでも取り上げた通り、ハザードビュー、シンプルビュー、グリーンビューの３種類あり、残距離に応じて最適なビューに自動に切り替わります。
つまり、ボタン操作せずに機器任せでいられますので、プレー時間の短縮、機器利用のストレス軽減につながります。
出典・参考：マニュアル
こちらは基本画面となるハザードビューです。グリーンまでの距離、コースレイアウト上のハザードまでの距離などが表示されています。
また同時期に発売のEvolve SEとの違いとしてレイアップナビが搭載されています。レイアップナビは、予め得意なレイアップ距離を設定しておくと、その地点までの距離を表示教えてくれます（上図の②）。
グリーン情報
出典・参考：マニュアル
残距離がレイアップ距離よりも短くなると、自動的にグリーンビューが表示されます。
この時、現在地から見た向きにグリーンが自動的に回転して表示され、フロント・センターまでの距離、そして、縦・横の幅が表示されます。
さらに、グリーンの起伏（高低）についても、アンジュレーションが色分けされたヒートマップで表示されますので、着弾ポイントなどを探る上でとても役立ちます。
- グリーンの傾斜がカラーでわかりやすい。
- 機能性は十分であり、レーザー測定器と併用しているが正確性も問題ない。
デザイン：4.0点
ディスプレイは丸型を採用していて、同時期に発売されているEvolve SEよりもディスプレイが0.2インチ大きい1.4インチとなっています。
カラーバリエーションはホワイトとブラックの2種類ありますので、ゴルフギアやウェアとのコーディネートを気にされる方も選びやすくなっています。
| サイズ | Φ47.5×13.2mm |
|---|---|
| 重量 | 63g |
サイズは丸型としては厚さは13.2mmと抑えられています。重量は63gあり、丸型タイプの中ではやや重量がある方ですが、筆者の感想としては40gでも60gでも装着感への影響はないと思います。
ちなみに普通の腕時計では、～100gが軽い、100～150gが普通とされていますので、時計を付けたままプレーされたことがある方にとっては、GPSゴルフナビの重さは気にしなくて良と思います。
- 軽いし、必要な情報が詰まっていて見やすい。
- 63gの重量は腕につけてプレーしても全く気にならなかった。
コスパ：4.0点
このモデルの抑えておきたい特徴は、丸型の優れたデザイン、ボタン操作、ショット感知（自動スコア管理）、自動ビュー切替、コース・グリーンの充実したレイアウト表示といったところが挙げられます。
特に、ビューの自動切替、ショット感知による自動機能が充実している点が大きな魅力です。
市場価格は２万５千円ぐらいでしてコスパは悪くありません。ただ、同時期に発売されていてEvolve SEは、画面が0.2インチ小さくレイアップナビが搭載されていませんが、価格は更に5千円ほど安いです。予算を抑えたい方はEvolve SEも合わせて検討されることをオススメします。
Evolve α の総合評価
総合評価
| 総合評価 | ★★★★☆ 4.0 |
|---|---|
| 画面表示 | ★★★★☆ 4.0 |
| 操作性 | ★★★★☆ 4.0 |
| 情報コンテンツ | ★★★★☆ 4.0 |
| デザイン | ★★★★☆ 4.0 |
| コスパ | ★★★★☆ 4.0 |
どんな方にオススメか？
Evolve αはどんな方に適するかを、以下に列挙しました。ご自分に該当する内容があるかチェックしてみてください。
- 3万円以内で探されている方
- 丸型ディスプレイ・カラー表示が良い方
- スコア自動管理（スイング感知）を使いたい方
- コースレイアウトを見たい方
- グリーンレイアウト・アンジュレーションを見たい方
- 高低差機能を使いたい方
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取扱説明書
取扱説明書は下記リンクにて公開されています（外部サイト）。
