グリーンオンのザ・ゴルフウォッチ ノルムⅡプラスについて、5つの項目で製品を評価しました。
詳しい評価に加えて、総評、適するゴルファー、最安値についても解説していますので、ご自分の予算とニーズに合うかが分かる内容となっています。
ザ・ゴルフウォッチ ノルムⅡプラス の評価内訳
グリーンオンのゴルフウォッチ(GPSゴルフナビ)、ザ・ゴルフウォッチ ノルムⅡプラスについて、画面表示、操作性、情報コンテンツ、デザイン、コスパの5つの項目別に評価しました(5点満点で普通は3点)。
画面表示:3.0点
形状 | 四角 |
---|---|
仕様 | 反射型カラー液晶 |
サイズ | 1.28インチ |
解像度 | 176×176ピクセル |
出典:greenon.jp
ディスプレイは四角型のカラー液晶(ノンタッチ)で、反射型が採用されていますので、屋外でも見やすいです。
四角型のディスプレイは、コースや距離に関する情報を整然と綺麗に並べやすいのと、隅々までフル活用して表示しやすいという2つの利点があります。
特に、残距離が大きな数字で表示される仕様になっていますので、距離が一目で分かることが大事と言う方に適しています。
なお、コースレイアウトは、最近増えているグラフィックがリアルなものと比べると、シンプルではっきりとしています。
<グラフィカルを駆使したタイプ:他メーカー>
※ショットナビ Evolve PRO Touch
上図のようなグラフィカルを駆使したもので、コースレイアウトやハザードなどの表示に拘ったものが好みの方は、ディスプレイが丸型で高解像度のものに多く見受けられますので、そういったものから選びましょう。
- 打ち出し位置からピンまでの距離がタイムリーに確認でき、性能的には十分に満足です。
- 数字が大きく見やすいですね。
操作性:3.0点
操作方法 | ボタン押下 |
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自動画面切替 (残距離に応じた最適ビューを表示) |
- |
自動スコア管理 (ショット感知) |
○ |
ディスプレイはカラー液晶ですが、タッチ式を採用していませんので、側面のボタンによる操作となります。
出典:マニュアル
ボタン式のメリットは、タッチ式よりも価格が安い、ボタン押下は感度に左右されずミス操作が少ない、といったことが挙げられます。
反対にデメリットは、スマホ感覚で扱えない、操作が直感的(タッチ式は気になったところを触って操作)でない、といったことが挙げられます。
ちなみに、一般的にはタッチ式の方が人気があるようですが、そもそも小さな画面内の細かなアイコンに触れる際に、ミスタッチしやすいという声もあります。詰まるところ、どちらが操作しやすいと感じるかはゴルファー個々人の好みに依ります。
出典:マニュアル
ボタン式を使ったことが無い方、また、GPSゴルフナビが初めての方は、ボタンが5つあって操作が複雑なように思われるかもしれませんが、基本的には左下のボタン(ページキー)がメインとなりますので、難しくありません。
ページキー(左下)を押すと、コースレイアウト、ハザード情報、グリーンレイアウトなど、ビューが次々と切り替わりコースの様々な情報が提供されます。
<ボタン操作内容>
- 左側の上のボタン:電源・設定メニューのボタンで、最初の起動の時に押す。
- 左側の下のボタン:表示を切り替えるボタンで、ラウンド中のメニューボタンとなる。
- 右側の上2つのボタン:プラス・マイナスのボタンで、カーソル移動・数値変更などに用いる。
- 右側の下のボタン:OKボタンで、選択や変更を決定(確定)する。
- 簡単に使えるのが魅力です。
- 使い方も簡単で、この価格なら機能も十分と思います。
情報コンテンツ:4.0点
コースレイアウト | 〇 |
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グリーンレイアウト | 〇 |
グリーンの起伏 | - |
グリーンの回転 | 〇 |
3点間距離 | - |
スマホ連動 | 〇 |
その他 | - |
<ビューの種類>
出典:greenon.jp
カラー液晶により、コースレイアウト、グリーンレイアウト、ハザード情報などコース案内機能が一通り備わっています。
メーカー・モデルによっては、レイアウトやハザードが無いタイプもありますが、このモデルは低価格にも拘わらず、レイアウト情報が備わっています。
<コース情報>
出典:greenon.jp
コースレイアウトでは、現在地から一定距離の同心円が表示されます。そして、ビュー切替により、ハザード情報も表示されます。
なお、タッチスクリーンではないため、任意の地点をポイント指定する3点間距離(レイアップ)は搭載されていません。
出来る限りGPSナビを駆使したてコース戦略を立てたいという方より、コース情報が提供されればOKという方向けです。
<グリーン情報>
出典:greenon.jp
さらに、グリーンレイアウトに関しては、現在地に合わせて回転してくれる機能が搭載されています。
この機能があることで、例えば後ろに打ち込んでしまった場合、グリーンレイアウトが180°回転して表示されますので、実態と同じ見え方になります。
なお、グリーンの縦・横の幅は表示されませんが、グリーンセンターから10ヤード、20ヤードの同心円が表示されます。
グリーンアンジュレーションの機能はありませんので、起伏は分かりません。
<高低差機能>
出典:greenon.jp
距離に関しては、高低差機能が備わっていますので、打つべき目安距離も案内してくれます。
なお、レーザー距離計のようなピンポイントな実測値ではありませんので、より精緻なデータが欲しい方は、レーザー距離計との併用を検討しましょう。
- ゴルフ場のカートのヤードとほぼ同じ数値を示しボールに近づくと、近づいた分が修正され、表示画面も非常に見やすいです。
- 同伴者の高い距離計とも1、2ヤードくらいの違いでした。
- 高低差機能、ハザードまでの距離など便利機能があり必要十分でした。
デザイン:4.0点
ディスプレイは四角型を採用していますので、丸型のものよりも横幅が抑えられていて、スイングの際に邪魔になりにくい形状です。
タッチパネルではないためボタンが左右に多く配置されていますが、出っ張りが抑えられているため、この点も装着性の良さに繋がっています。
カラーバリエーションはホワイトとブラックがあり、別売りでバンドのバリエーションも用意されていますので、ウェアとの相性を気にされる方も選びやすくなっています。
サイズ | 62.7×40.8×11.8mm |
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重量 | 46g |
サイズは四角型としてはやや大きめですが、厚さは11.8mmと抑えられた薄型設計です。
スイングの際に邪魔に感じにくいタイプを求める方にオススメです。
- 腕時計タイプですが、全く邪魔になりません。
- 軽いので装着感が気にならない。
コスパ:5.0点
このモデルの抑えておきたい特徴は、ノンタッチのカラーディスプレイ、ショット感知(自動スコア管理)、コース・グリーンのレイアウト表示、低価格の4点です。
レイアウト表示、ショット感知が搭載されていて、市場価格は1万円を少し上回る程度の低価格に抑えられていますので、コスパは極めて優秀です。
- 腕時計型はもう少し高価な別のメーカーも使いましたが、こちらの方が電池のもちがよく、使い方もシンプルなので私には充分に役に立っています。
- この値段、GPSの正確さ、機能、これで十分です。
ザ・ゴルフウォッチ ノルムⅡプラス の総合評価
総合評価
総合評価 | ★★★★☆ 3.8 |
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画面表示 | ★★★☆☆ 3.0 |
操作性 | ★★★☆☆ 3.0 |
情報コンテンツ | ★★★★☆ 4.0 |
デザイン | ★★★★☆ 4.0 |
コスパ | ★★★★★ 5.0 |
どんな方にオススメか?
ザ・ゴルフウォッチ ノルム2プラスはどんな方に適するかを、以下に列挙しました。ご自分に該当する内容があるかチェックしてみてください。
- 1万円ぐらいで探されている方
- 四角型ディスプレイ・カラー表示が良い方
- 操作はタッチ式でなくボタン操作で良い方
- スコア自動管理(スイング感知)を使いたい方
- コースレイアウトを見たい方
- グリーンレイアウトを見たい方
- 高低差機能を使いたい方
最安値の調査結果
※カッコ内は割引・ポイントを考慮した実質価格
取扱説明書
取扱説明書は下記リンクにて公開されています(外部サイト)。