グリーンオンのザ・ゴルフウォッチ ノルム GN301について、5つの項目で製品を評価しました。
詳しい評価に加えて、総評、適するゴルファー、最安値の調査結果についても取り上げていますので、ご自分の予算とニーズに合うかが分かる内容となっています。
▼GN301とGN101の違いは下記記事をご覧ください。

ザ・ゴルフウォッチ ノルム GN301 の評価内訳
グリーンオンのゴルフウォッチ(GPSゴルフナビ)、ザ・ゴルフウォッチ ノルム GN301について、画面表示、操作性、情報コンテンツ、デザイン、コスパの5つの項目別に評価しました(5点満点で普通は3点)。
画面表示:3.0点
形状 | 四角 |
---|---|
仕様 | 反射型カラー液晶 |
サイズ | 1.28インチ |
解像度 | 176×176ピクセル |
ディスプレイは四角型のカラー液晶(ノンタッチ)です。反射型が採用されていますので、屋外や明るい場所での視認性が高いという特徴があります。
四角型のディスプレイは、丸型と違って四隅までフル活用しやすく、特に数字や文字を一目瞭然に整然と表示するのに適しています。
そのため、グラフィックを多用するというより、残距離を数字で大きく表示するタイプが主流となっています。
<他メーカーのグラフィックを多用したタイプ>
※ショットナビ Evolve PRO Touch
上図のようなコースレイアウトやハザードなどのグラフィカルな表示が欲しい方は、ディスプレイが丸型で高解像度のものが主流となっていますので、そういったものから選びましょう。
操作性:3.0点
操作方法 | ボタン式 |
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自動画面切替 (残距離に応じた最適ビューを表示) |
- |
自動スコア管理 (ショット感知) |
○ |
操作方法
ディスプレイはカラー液晶で、側面のボタンによる操作となります。コースレイアウトやグリーンが描画されますが、タッチ式は採用していません。
出典:マニュアル
ボタン式のメリットは、タッチ式よりも値段が断然安い、ミス操作が少ない(物理的なボタン押下のため)といったことが挙げられます。
反対にタッチ式と比べたデメリットは、タップやスワイプなどスマホのような操作はできないこと、そして、気になったところを取り敢えずタッチすれば何とかなる的な直感的な操作が行えないことです。
ちなみに、一般的にはタッチ式の方が人気があるようですが、「画面が小さくてミスタッチしやすい」「高機能タイプが多くて使いこなせない」といった意見も少なくありません。
どちらも一長一短のため、どちらが自分に合っているかはゴルファー個々人に依ります。
出典・参考:マニュアル
ノルム GN301の操作性について話を戻しましょう。
ボタンは本体側面に5つありまして、これらを使い分けての操作は難しそうに感じられるかもしれませんが、ノルム GN301はシンプルな設計になっていますので操作はとても簡単です。
ノルム GN301ではボタン名が「MENU、PAGE、+、-、OK」と記されましたので、個人的には地味ながらも大きな改善点だと思います。
基本的に左下のボタン(ページキー)を押していくと、上図のように画面が切り替わりますので、それだけでコース情報を得ることができます。
3つ目のハザード画面では、右側の+/-と記されたボタン(プラスキー、マイナスキー)を押すと、前後のハザードが表示されます。
<ボタン操作内容>
- 左側の上のボタン:電源・設定メニューのボタンで、最初の起動の時に押す。
- 左側の下のボタン:表示を切り替えるボタンで、ラウンド中のメニューボタンとなる。
- 右側の上2つのボタン:プラス・マイナスのボタンで、カーソル移動・数値変更などに用いる。
- 右側の下のボタン:OKボタンで、選択や変更を決定(確定)する。
自動機能
ノルム GN301の自動機能としては、ショット感知が搭載されています。
振動を捉えてショット地点を記録し、スコア管理を自動で行ってくれます。なお、スコ管理を手動操作で記録したい方、または、使いたくない方は、自動をオフにすることで対応できます。

ちなみに、素振りが誤って記録されないのか?と心配される方がいますが、検知されたスイングは、場所を移動することでショットとして確定されます。そのため、同じ場所で何度もスイングしたからといって、スコアがその数だけカウントアップされることはありません。
情報コンテンツ:4.0点
コースレイアウト | 〇 |
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グリーンレイアウト | 〇 |
グリーンの起伏 | △(簡易的な表示) |
グリーンの回転 | 〇 |
3点間距離 | - |
スマホ連動 | 〇 |
その他 | - |
ノルム GN301は、四角型ディスプレイのものとしてはビューの種類が豊富なところ、そして、残距離の表示が分かりやすいところが大きな特徴です。
- 豊富なビュー
- 分かりやすい残距離表示
豊富なビュー
出典・参考:マニュアル
ビューについては、先程の操作性のところでも取り上げた通り、左下のボタンを押していくと次々と切り替わります。
ホールレイアウト画面では、50ヤード単位で同心円が描かれますので、レイアップ地点を探る際に参考になります。
ノルム2 PLUSには無かった機能として、グリーンのアンジュレーション(距離画面)、グリーンのフロント・センター・バックまでの距離(スマートグリーン画面)が追加されていて、コース情報がさらに充実しました。
分かりやすい残距離表示
ゴルファーがGPSゴルフナビに一番求めるものとして、残距離が手っ取り早く分かること、ビジュアルでコースが見れることの2つに分かれるようです。
ノルム GN301は前者に適していて、残距離表示については特に優れています。
上図の通り、メイン画面だけでなくハザード画面でも残距離が大きく分かりやすく表示されます。
レーザー距離計のように測定操作が必要なく、ハザードなどの距離もまとめて見ることができますので、手軽さと分かりやすさも大きなポイントです。
デザイン:4.0点
形状的には四角型のディスプレイを採用していますので、丸型のものよりも横幅が抑えられています。
カラーバリエーションについては、ノルム2 PLUSではホワイトとブラックがありましたが、ノルム GN301はブラックのみの1種類となっています。
サイズ | 56.7×40.7×12mm |
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重量 | 43g |
サイズはノルム2 PLUSよりも縦・横ともに小さくなっていて、コンパクトになっています。
ボタン式のため本体側面には5つのボタンがありますが、丸型と比べると小型で薄いため、スイングの際に邪魔になりにくいのもプラスポイントです。
- 腕に付けても違和感も無い大きさです。
- バッテリー持ちは、朝満充電でプレイ終了時点で1メモリも減って無かったので、2ラウンドは持ちそうです。
コスパ:4.0点
このモデルの抑えておきたい特徴は、ノンタッチのカラーディスプレイ、ショット感知(自動スコア管理)、コース・グリーンのレイアウトとアンジュレーションの表示の3点です。
予算的には2万円を少し切るぐらいですから、GPSゴルフナビとしては低価格な方です。
ただ、同じグリーンオンで人気モデルのノルム2 PLUSと比べると、アンジュレーション(簡易)とグリーンのセンター・フロントバックの距離案内が追加されたものの、価格は7,000円ほど高額です。
コスパで考えるとノルム2 PLUSはかなり魅力的なため、両モデルとも選択肢に含めることをオススメします。

ザ・ゴルフウォッチ ノルム GN301 の総合評価
総合評価
総合評価 | ★★★★☆ 3.6 |
---|---|
画面表示 | ★★★☆☆ 3.0 |
操作性 | ★★★☆☆ 3.0 |
情報コンテンツ | ★★★★☆ 4.0 |
デザイン | ★★★★☆ 4.0 |
コスパ | ★★★★☆ 4.0 |
どんな方にオススメか?
ザ・ゴルフウォッチ ノルム GN301はどんな方に適するかを、以下に列挙しました。ご自分に該当する内容があるかチェックしてみてください。
- 2万円ぐらいで探されている方
- 四角型ディスプレイ・カラー表示が良い方
- 操作はタッチ式でなくボタン操作で良い方
- スコア自動管理(スイング感知)を使いたい方
- コースレイアウト・グリーン・アンジュレーションを見たい方
- 高低差機能を使いたい方
最安値の調査結果
- 楽天:18,480円(16,632円)
- Amazon:19,800円
※カッコ内は割引・ポイントを考慮した実質価格
取扱説明書
取扱説明書は下記リンクにて公開されています(外部サイト)。
≫ ザ・ゴルフウォッチ ノルム GN301 クイックマニュアル