ショットナビのINFINITY Touchについて、5つの項目で製品を評価しました。
詳しい評価に加えて、総評、適するゴルファー、最安値についても解説していますので、ご自分の予算とニーズに合うかが分かる内容となっています。
▼INFINITY TouchとINFINITYの違いは下記記事をご覧ください。
INFINITY Touch の評価内訳
ショットナビのゴルフウォッチ（GPSゴルフナビ）、INFINITY Touchについて、画面表示、操作性、情報コンテンツ、デザイン、コスパの５つの項目別に評価しました（5点満点で普通は3点）。
画面表示：4.0点
| 形状 | 丸 |
|---|---|
| 仕様 | 反射型カラー液晶 |
| サイズ | 1.2インチ |
| 解像度 | － |
ディスプレイは丸型のカラー液晶（タッチ式）で、反射型が採用されています。
反射型は太陽光などの外光を利用するため、屋外で用いるゴルフ用としては、透過型よりも適しています。
なお、最近はOLEDを採用した高額なものも増えていますので、抜群の見やすさを求める方は、OLEDを採用したものを選びましょう。
▼左がINFINITY Touch、右がINFINITY
前身のINFINITY（ノンタッチ式）はディスプレイが四角型でしたが、INFINITY Touchでは丸型に変更されています。解像度も27％アップしていて、コースレイアウトやアイコンなどがより細かくリアルに表示されます。
丸型ディスプレイは、コースやグリーンなど形の定まらないものを表示するのに適していて、グラフィックを駆使したものが多く人気があります。その反面、肝心の距離表示が小さくて見辛いという声も少なくありません。
出典・参考：マニュアル
しかし、INFINITY Touchは前作に引き続いて「どでか文字表示」の機能が備わっています。視力が弱い、老眼等で細かな文字が苦手な方にも適しています。
「どでか文字表示」には左上のボタンを短押しすることで切り替えることができますので、使い方もワンタッチでお手軽です。
- 見やすい使いやすい。もっと機能を勉強して使えるようにしたい。良い商品です！
操作性：5.0点
| 操作方法 | タッチ式（＋3ボタン） |
|---|---|
| 自動画面切替 （残距離に応じた最適ビュー表示） |
○ |
| 自動スコア管理 （ショット感知） |
○ |
操作性については、タッチ式を採用していて、自動機能も充実していますので、評価は5点（5点満点）としました。
操作方法
出典・参考：マニュアル
ディスプレイはカラーのタッチ式を採用しています。ボタン式と比べると、タッチ式は画面内の気になるところを触っていれば、何とか使いこなせてしまう方が多いようです。
特にスマホやタブレットに慣れている方にとっては、画面切替もスワイプ操作で行えますので、より直感的で自然に扱いやすいと思います。
ちなみにタッチ式のデメリットを強いて挙げるとすれば、意図せず画面に触れると誤操作になってしまう可能性があること、価格が高額なものが多いといったことが挙げられます。
自動機能
GPSゴルフナビを検討される際に、機能が多過ぎると使いこなせるかどうか心配される方が少なくないようです。
INFINITY Touchは確かに機能が盛り沢山ではありますが、同時に自動機能も充実しています。
- 自動スコア管理（ショット感知）
- 自動ビュー切替（残距離に応じて切替）
- ダイナミックグリーンアイ（現在地からの向きにグリーンを回転）
出典・参考：マニュアル
ショット感知機能が搭載されていますので、スコア管理は自動的に行われますし、残距離に応じて最適なコース案内画面が自動的に切り替わって表示されます。
タッチ操作、そして、自動機能が充実して備わっていますので、IT機器が苦手な方も利用しやすいモデルです。
- スワイプ出来て、非常に使いやすくて良かったです。
- グローブを付けた指でもタッチ画面の操作はスムーズでした。
情報コンテンツ：5.0点
| コースレイアウト | 〇 |
|---|---|
| グリーンレイアウト | 〇 |
| グリーンの起伏 | 〇 |
| グリーンの回転 | 〇 |
| ３点間距離 | 〇 |
| スマホ連動 | 〇 |
| その他 | どでか文字表示 レイアップ円・ドライバー距離円 フェアウェイナビ グリーンディレクション パットシミュレーション |
INFINITY Touchは、グラフィカルなコース案内が多彩な上、タッチ式スクリーンを採用していますので、ボタン式には無いユニークな機能も備わっています。
ここでは特に注目したい機能として、3点間距離、フェアウェイナビ、多彩なサークル表示の３つを解説します。
3点間距離（レイアップ機能）
GPSゴルフナビの3点間距離は、コースマップ上で刻みたい地点を指定するため、タッチ式を採用したものにしか搭載できない機能です（タッチ式でも未搭載のものもある）。
出典・参考：マニュアル
コースレイアウトが表示されるシンプルビューの画面で、刻みたい地点をタップすると、そこを中継地点としてグリーンまでの距離案内が表示されます。
上図右の画面で、紫色の文字が現在地から中継地点までの距離、水色の文字が中継地点からグリーンまでの距離です。
3点間距離とは、レイアップ機能のこと！
グリーンまでどれぐらいの距離が残るかが分かりますので、コース戦略を立てる上でとても参考になる機能です。
フェアウェイナビ
フェアウェイナビはショットナビの特許機能で、他メーカーには搭載がありません。
３点間距離と似ている機能ですが、打ちたい方向に実際に自分が向いて利用するため、リアルなショットと結びつく画期的な機能です。
出典・参考：マニュアル
3点間距離はコースレイアウト上をタップして指定しますが、フェアウェイナビでは打ちたい方向に機器を向けて指定します。
つまり、自分が打つ方向を向きますので、そのまま打ち出し方向が定まるのも大きな特徴です。
なお、3点間距離では任意の地点を指定できますが、フェアウェイナビでは向いた方向にあるフェアウェイの中心地点が自動的に指定される点が大きな違いです。
▼フェアウェイナビの説明
ＦＷナビ機能では、現在地から自分が打ちたい方向のＦＷの中心までの距離と、その地点からグリーンまでの距離を表示します。
引用：マニュアル
多彩なサークル表示
ショットナビ INFINITY Touchには、コースレイアウト上で距離を把握する上で参考になる様々な同心円が表示されます。
距離設定をカスタマイズできるものもあるため、ゴルファーの飛距離や得意距離に合わせた設定が可能です。
出典・参考：マニュアル
上図では、現在地からは２種類のサークル、そして、グリーン側からは１種類のサークルが表示されています。
現在地からの１つ目は、白と黄色のサークルで、100ヤード刻みで表示されます。コース全体の大まかな距離感を把握することができます。
２つ目は赤色のサークルで、予め設定しておいたドライバー飛距離の位置を表しています。
３つ目はグリーン側からのオレンジ色のサークルで、予め設定しておいた得意なアプローチ距離の位置を表しています。
特に便利なのが後者のドライバー飛距離のサークルで、ハザードに届いてしまうかどうか、越えられるかどうかが一目瞭然です。
出典・参考：マニュアル
自分の番手毎の飛距離を登録しておくことで、現在地からピンまでの残距離に適した推奨番手（⑤）、その番手の飛距離のサークル（④）が表示されます。
レーザー距離計ですと現在地から見えているところだけが測定可能で、しかも距離を１つずつ測定しますが、GPSナビのサークル表示は、現在地からだけでなくグリーン側からのものも同時に表示され、グリーンが見えていなくても表示され、しかも自動（測定不要）なのが大きな違いです。
- ボタンも手首とは反対側にありスイングする際も邪魔にならず距離のおおよその目安にもなり、カートから余分なクラブを持って行かなくても良くなりました。
デザイン：4.0点
ディスプレイは丸型を採用していて、バンド部分はゴルフボールのディンプルデザインを採用しています。
ゴルフ専用と一目で分かるユニークなデザインもINFINITY Touchの大きな特徴です。
デザイン性に関しては好みが分かれそうなところですが、INFINITYの上位版としてモデル追加されていて、INFINITYシリーズはセールスランキングでは常連となっていますので、市場では評価されていると言って良いでしょう。
カラーバリエーションについては、ブラックとホワイトの2種類ありますので、コーディネートを重視する方、汚れが気になる方で白を敬遠したい方、レディースゴルファーなど、幅広いゴルファーが選びやすくなっています。
| サイズ | 56×40×13.4mm |
|---|---|
| 重量 | 50g |
サイズ的にはこのタイプとしてはやや厚みがありますが、特に大きくも小さくもありません。重さも標準的です。
タッチ式を採用しているため、ボタンが本体左側だけですっきりとしています。左腕に装着される方であれば、手の甲側がすっきりしていますので、スイングの邪魔になりにくいです。
- 軽くて画面も見やすいです。スイングする際にもあまり気になりませんでした。
- ホワイトを購入しました。 とても可愛くて、満足してます。
コスパ：5.0点
このモデルの抑えておきたい特徴は、丸型カラータッチ式ディスプレイ、自動機能（スコア管理・ビュー切替）、充実したコース情報（レイアップ・アンジュレーション）、パッティングシミュレーションといったところが挙げられます。
3万円以下で、タッチ操作が可能、そして、3点間機能（レイアップ）も搭載となっていますので、コスパは極めて優れています。
INFINITY Touch の総合評価
総合評価
| 総合評価 | ★★★★★ 4.6 |
|---|---|
| 画面表示 | ★★★★☆ 4.0 |
| 操作性 | ★★★★★ 5.0 |
| 情報コンテンツ | ★★★★★ 5.0 |
| デザイン | ★★★★☆ 4.0 |
| コスパ | ★★★★★ 5.0 |
どんな方にオススメか？
INFINITY Touchはどんな方に適するかを、以下に列挙しました。ご自分に該当する内容があるかチェックしてみてください。
- 3万円以内で探されている方
- 丸型ディスプレイ・カラー表示のタッチ式が良い方
- スコア自動管理（スイング感知）を使いたい方
- コースレイアウト・グリーン・アンジュレーションを見たい方
- レイアップ機能を使いたい方
- 高低差機能を使いたい方
最安値の調査結果
※カッコ内は割引・ポイントを考慮した実質価格
取扱説明書
取扱説明書は下記リンクにて公開されています（外部サイト）。
