グリーンオンのザ・ゴルフウォッチ A1-Ⅲについて、5つの項目で製品を評価しました。
詳しい評価に加えて、総評、適するゴルファー、最安値についても解説していますので、ご自分の予算とニーズに合うかが分かる内容となっています。
ザ・ゴルフウォッチ A1-Ⅲ の評価内訳
グリーンオンのゴルフウォッチ(GPSゴルフナビ)、ザ・ゴルフウォッチ A1-Ⅲについて、画面表示、操作性、情報コンテンツ、デザイン、コスパの5つの項目別に評価しました(5点満点で普通は3点)。
画面表示:5.0点
形状 | 丸 |
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仕様 | 有機EL(OLED) |
サイズ | 1.39インチ |
解像度 | 454×454ピクセル |
ディスプレイは丸型のカラー(タッチ式)で、有機EL(AMOLED)が採用されています。
一般的に多く採用されているLCDとの大きな違いの一つとして、有機ELは黒を完全に表現できることが挙げられます。これにより、白や黄色の数字がはっきりと表示され視認性が高くなります。
▼前作A1-Ⅱ(LCD)、右が今作A1-Ⅲ(OLED)
出典:greenon.jp
ちなみに、前作のA1-ⅡではLCDでしたが、A1-ⅢではOLEDが採用されたのに加えて、解像度、画面サイズもアップしていて、全体的にディスプレイ性が向上しています。
なお、丸型ディスプレイタイプは画面に情報が多く詰め込まれ過ぎていて、見づらいという声も少なくありません。
その点、A1-Ⅲはメイン画面でグリーンまでの距離が大きく表示されますので、最も大事な情報が分かりやすい仕様になっています。細かな文字が苦手な方、とにかくグリーンまでの距離が知りたいという方に良いでしょう。
- メイン画面がシンプルで見やすいのが老眼が厳しい私にとっては何よりありがたい。
- 他の液晶モデルも使っているが、有機ELの見やすさは異次元。
- 晴天下でも反射がなく画面は非常に見易い。
- 大きめの画面で表示も簡潔、フルカラーで一目でわかりやすいです!
操作性:4.0点
操作方法 | タッチ式(+2ボタン) |
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自動画面切替 (残距離に応じた最適ビューを表示) |
- |
自動スコア管理 (ショット感知) |
○ |
操作方法
出典・参考:マニュアル
ディスプレイはカラーのタッチ式を採用しています。
コース情報を提供する画面は多数用意されていますが、左スワイプを進めて行くと辿り着ける仕様になっています。つまり、シンプルな操作で使いこなせるため、GPSゴルフナビが初めての方にも安心です。
自動機能
ザ・ゴルフウォッチ A1-Ⅲは自動機能として、オートショット、グリーンの自動回転が搭載されています。
出典:greenon.jp
オートショットはスイングを感知して地点登録してくれる機能で、スコア管理と飛距離計測が自動的に行われます。
アプリに転送すれば、ショットの軌跡・距離、スコアの確認ができますので、後からラウンドを振り返りたい方にもオススメです。
*グリーンの自動回転はこの後の情報コンテンツの章で解説します。
- ファームウェアがバージョンアップされタッチパネルの反応が良くなり使い易い。
- 画面操作切り替えはスタート時の1回のみで足り、いちいち切り替える必要がないのでストレスはありません。
- 飛距離も計れますし自動的にカウントもしてくれます。優れものです。
情報コンテンツ:5.0点
コースレイアウト | 〇 |
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グリーンレイアウト | 〇 |
グリーンの起伏 | 〇 |
グリーンの回転 | 〇 |
3点間距離 | 〇 |
スマホ連動 | 〇 |
その他 | グリーン方向表示 グリーン周辺のアンジュレーション |
ザ・ゴルフウォッチ A1-Ⅲは、タッチ式ディスプレイを採用していますので、ボタン式では実装できない便利な機能も備わっています。
ここでは特に注目したい機能として、3点間距離、グリーンと周辺のアンジュレーション機能、スマートグリーン機能の3つを解説します。
3点間距離(レイアップ機能)
出典・参考:マニュアル
3点間距離は、メイン画面から左に1回スワイプすると表示されます。上図の赤い点がレイアップ地点として、現在地からレイアップ地点(青文字)、レイアップ地点からグリーン(赤文字)までの2種類の距離が表示されます。
なお、レイアップ地点(赤い点)、グリーン地点(黄色い点)は、長押しで移動させることができますので、刻む地点を探ったり、2グリーンを切り替えたり、かなり自由に設定することができます。

3点間距離はタッチ式だから実現できる貴重な機能!
グリーンと周辺のアンジュレーション機能
出典:greenon.jp
アンジュレーション機能は、最近では採用しているモデルがかなり増えて来ました。
一般的にはグリーンの傾斜が表示されますが、A1-Ⅲではグリーンだけでなく、グリーンの周辺にも傾斜情報が表示されます。
グリーン周辺のアンジュレーションは、グリーンアタック画面で提供され、メイン画面から左に2回スワイプすると表示されます(上図の左)。
さらにもう1回左にスワイプするとグリーン画面が表示され、グリーンそのもののアンジュレーションが表示されます(上図の右)。
グリーン周辺の起伏までわかりますので、アプローチの際に、どのポイントに運べば怪我が少ないかなど、戦略的に狙いを定めるのに役立ちます。
スマートグリーン機能
出典・参考:マニュアル
スマートグリーン機能は、グリーンの描画が自分からの視点で自動的に回転してくれる機能です。
上図の通り、正面にいればそのまま、奥に打ち込んでしまった場合は逆向き(見た通りの形状)に表示されます。
高額・高機能なモデルでもグリーンの回転機能が無いものがありますが、A1-Ⅲは自動回転してくれますので、グリーンの向きを脳内変換する必要がありません。
- グリーンとグリーン周りのアンジュレーション機能は秀逸。スリーパットが格段に減りました。
- グリーンの傾斜が見れるのが嬉しい!パターの時も参考になるけど、グリーン手前からアプローチする時にすごく役立った!
- 画面見やすく2グリーンの場合は両方の距離が出るので設定要らずで使いやすい。
デザイン:4.0点
ザ・ゴルフウォッチ A1-Ⅲはカラーバリエーションがなく、ブラックのみの1カラーとなっています。
タッチ式を採用しているため、本体側面のボタンは片側に2つのみで、しかもボタンがが出っ張らないよう工夫されています。スイング時に異物感が気になりそうな方、服に引っ掛かりそうなのが気になる方にも、安心感のあるやさしいデザインとなっています。
サイズ | Φ47.5×13.4mm |
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重量 | 60g |
サイズは丸型としては標準的です。
重量は60gあり、丸型タイプの中では少しだけ重量があります。ただ、普通の腕時計では~100gが軽い、100~150gが普通とされていますので、腕時計に慣れている方であれば、逆に軽いと感じられるでしょう。
- 面の明るさと見やすさは申し分なく綺麗でデザインもなかなかオシャレで高級感ありです。
- スイングの邪魔になるか不安だったが、軽くて全くスイング中に邪魔にならなかったので安心した。
- 休憩モードがあってバッテリー消費を抑える事ができ、結果的にラウンド後バッテリー残は半分以上ありました。
コスパ:5.0点
最安値の調査結果
※カッコ内は割引・ポイントを考慮した実質価格
コスパ評価
このモデルの抑えておきたい特徴は、丸型カラータッチ式パネル、レイアップ機能(3点間距離)、自動機能(スコア管理)、充実したコース情報(レイアウト・アンジュレーション)といったところが挙げられます。
更にディスプレイにはOLEDが採用されていますので、見やすさに優れています。
タッチ式の高機能タイプは5万円近くするものも少なくありませんが、A1-Ⅲは最安値が2万円を大きく切っています。タッチ式としてそもそも安いですが、機能・性能もしっかりしていますので、当然、コスパも極めて優秀です。
- ガーミンのEPIXが12万円以上する事を考えると、同じ有機ELでこのお値段は、本当に良い買い物をしたと満足しています。
ザ・ゴルフウォッチ A1-Ⅲ の総合評価
総合評価
総合評価 | ★★★★★ 4.8 |
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画面表示 | ★★★★★ 5.0 |
操作性 | ★★★★☆ 4.0 |
情報コンテンツ | ★★★★★ 5.0 |
デザイン | ★★★★★ 5.0 |
コスパ | ★★★★★ 5.0 |
どんな方にオススメか?
ザ・ゴルフウォッチ A1-Ⅲはどんな方に適するかを、以下に列挙しました。ご自分に該当する内容があるかチェックしてみてください。
- 丸型ディスプレイ・カラー表示のタッチ式が良い方
- スコア自動管理(スイング感知)を使いたい方
- コースレイアウト・グリーン・アンジュレーションを見たい方
- レイアップ機能を使いたい方
- 高低差機能を使いたい方
取扱説明書
取扱説明書は下記リンクにて公開されています(外部サイト)。