イーグルビジョンから発売されているwatch6とwatch5について、外観・画面・機能・性能・価格の違いを詳しく解説します。
watch6とwatch5
▼左がwatch6、右がwatch5
イーグルビジョンのゴルフナビは、ディスプレイが丸型の高機能タイプと、四角型の簡易タイプの2ラインに分かれています。
watch5、watch6は後者の四角型の方で、watch5は2020年、watch6は2022年に発売されています。
モデル名や発売年からも分かる通り、watch6の方が後継モデルですが、価格差があることからwatch5の方も人気があります。

watch5とwatch6は、どちらもニーズがある!
そこで当記事では、価格、外観、画面、情報・コンテンツ画面に分けて詳しく取り上げ、どちらがオススメかについても解説します。
市場価格の差:最安値の差は約1万円で、watch6の方が高額!
▼最安値の調査結果
定価は4,000円ほどの差がありますが、どちらも2万円前後でGPSゴルフナビとしては低価格な方に入ります。
市場価格の最安値は、watch6がAmazonで13,200円、watch5が楽天・Amazonともに8,990円で、価格差は約4,000円です。
どちらがオススメかについて、先に筆者の見解を述べてしまいますと、watch5です。
理由は、どちらのモデルも機能面・使い方がかなりシンプルであることを考えると、機能の差よりも価格の差の方が重要と思われるからです。
watch5は1万円以下で購入することができ、腕時計型GPSゴルフナビとしては市場全体で最安値で購入することができます。
それではwatch6とwatch5の違いについて詳しく見て行きましょう。
外観の違い:デザイン・サイズは、ほぼ同じ!
形状
▼左がwatch6、右がwatch5
外観は非常によく似ていて、どちらもウォッチ部分・ディスプレイ共に長方形です。
この後でも触れますが、時計部分の大きさは同じで、デザイン的な印象もほぼ同じと言って良いでしょう。
どちらのモデルも側面にボタンがありますが、本体からボタンが出っ張っておらず、すっきりとした形状になっています。
洋服の袖などに引っ掛かりづらく、また、手の甲などにも当たらないため、心地良く装着することができます。
サイズ・重量
モデル | watch6 | watch5 |
---|---|---|
サイズ[mm] | 37×46×13mm | 37×46×13mm |
重量[g] | 40 | 42 |
本体サイズは全く同じです。特に横幅が37mmと抑えられていてコンパクトなため、スイングの際に手の甲などにあたりにくいというメリットがあります。
重量はわずかに2gの差がありますが、どちらも軽量でほぼ同じと言って良いでしょう。
カラーバリエーション
▼左2つがwatch6、右2つがwatch5
カラーバリエーションについては、どちらもブラックとホワイトの2種類あります。
watch5の方は、アクセントカラーにパステル系のブルーが大きく採り入れられて、老若男女問わず選びやすいデザインとなっています。
画面の違い:どちらもドット液晶で同一仕様
▼左がwatch6、右がwatch5
モデル | watch6 | watch5 |
---|---|---|
形状 | 四角 | 四角 |
仕様 | ドット液晶(黒1色表示) | ドット液晶(黒1色表示) |
サイズ | - | - |
解像度 | 60×60ドット | 60×60ドット |
ディスプレイの仕様としては、どちらもドット液晶でモノクロ表示となっています。
最近は殆どのGPSゴルフナビで液晶・有機ELによるカラー表示を採用していますので、この2つのモデルはユニークではあります。
ただ、大きく数字で残距離を表示するのがメインな使い方のため、カラー表示であること、高解像度で鮮明であることは、この2つのモデルには必要ないとも言えます。
それよりも、機能・使い方・価格の全てがシンプルであることにこそ、存在意義があると言って良いでしょう。
▼watch5の画面遷移
出典:マニュアル
ちなみにコース情報を見る時の操作方法は、watch6とwatch5で全く同じで、本体右側にある上下ボタンを押すだけのシンプル操作です。
グリーンまでの残距離、ハザードまでの残距離、高低差が次々と切り替わって表示されますので、こういった機器が苦手な方にもオススメです。プレー中も戸惑わずに安心して使うことができます。
情報・コンテンツの違い:watch6にはグリーン表示が追加
▼情報・コンテンツ
モデル名 | watch6 | watch5 |
---|---|---|
オートスコア | -(※) | -(※) |
オートビューチェンジ | 〇 | - |
コースレイアウト | - | - |
グリーンレイアウト | 〇 | - |
グリーンの起伏 | - | - |
グリーンの回転 | 〇 | - |
高低差機能 | △(※) | △(※) |
3点間距離 | - | - |
※オートスコアの機能は無いが、ショット感知による飛距離計測は可能。
※高低差機能は、考慮した打つべき目安距離ではなく、高低差のみを表示。
機能的には、どちらもピンまでの残距離表示が主体のモデルですが、watch6の方は後発・上位モデルだけあって、グリーンの表示機能が追加されています。
グリーン表示(watch6のみ)
watch5は、完全に距離表示に特化したモデルですが、watch6はグリーンのレイアウト表示機能が追加されました。
グリーンの表示向きも、自分が居る位置に合わせて自動的に回転してくれますし、グリーンのフロント・バッグエッジまでの距離に加えて、前後・左右の幅も表示してくれます。
アプローチでグリーンの狙うべきポイントを探る際にも役立ちますので、この機能が欲しい方はwatch6を選びましょう。
watch6とwatch5の仕様比較
モデル名 | watch6 | watch5 |
---|---|---|
発売日 | 2022年8月 | 2020年12月 |
定価 | 24,200円 | 19,800円 |
画面形状 | 四角 | 四角 |
仕様 | ドット液晶(黒1色表示) | ドット液晶(黒1色表示) |
画面サイズ | - | - |
画面解像度 | 60×60ドット | 60×60ドット |
操作方法 | ボタン式 | ボタン式 |
サイズ | 37×46×13mm | 37×46×13mm |
重量 | 40g | 42g |
オートスコア | -(※) | -(※) |
オートビューチェンジ | 〇 | - |
コースレイアウト | - | - |
グリーンレイアウト | 〇 | - |
グリーンの起伏 | - | - |
グリーンの回転 | 〇 | - |
高低差機能 | △(※) | △(※) |
3点間距離 | - | - |
稼働時間(GPS/時計) | 12時間/19日間 | 9時間/19日間 |
スマホ連動 | 〇 | - |
衛星測位 | GPS GLONASS MSAS みちびきL1S |
GPS GLONASS MSAS みちびきL1S ガリレオ |
※オートスコアの機能は無いが、ショット感知による飛距離計測は可能。
※高低差機能は、考慮した打つべき目安距離ではなく、高低差のみを表示。
まとめ:watch6とwatch5は、どちらがオススメか?
冒頭の価格のところで、watch5がオススメと述べてしまっていますが、改めて整理します。
watch6とwatch5の主な違いをまとめると以下の通りとなります。
- 市場価格は、watch6の方が約4,000円高い。
- 画面のサイズ・解像度は、同じ。
- 機能面は、watch6にはグリーンレイアウトの表示機能を搭載。
- 外観は、形状・サイズ・重量・カラバリともに大きな違いは無い。
この2モデルの対象ゴルファーを考えると、「残距離が常に自動表示されているだけで十分」という方、「機能よりも価格を優先」という方が多いと思われます。
そして、watch5は価格が安く、市場での最安値は1万円を切りますので、watch5の方がオススメです。

watch6を選ぶ理由があるとすれば、やはりグリーンレイアウトの表示機能になります。ただし、モノクロのドット液晶での表示になりますので、アンジュレーションの表示はありませんので、高機能タイプと比べると簡易的な表示です。
