ショットナビから発売されているV1とV2について、外観・画面・機能・性能・価格の違いを詳しく解説します。
V1とV2
▼左がV1、右がV2
ショットナビのGPSゴルフナビは腕時計タイプが人気で種類も豊富ですが、小型の携帯型タイプもかなり以前から手掛けています。
上図の左が2013年に発売されているV1、右が2019年に発売されているV2です。
発売が古いと思われる方もいると思いますが、このタイプはそもそもシンプルさが特徴のため機能追加されることがなく、他メーカーでも同時期のものが現行モデルとして販売され続けています。
名前・発売時期からすると、V1の後継がV2ということになりますが、V1には液晶があり、V2には液晶がないため、使い方に関わる根本的な大きな違いがあります。
そのため、一般的なには後継が高品質・高価格ということになりますが、V1、V2に関しては事情が異なります。

V1は液晶と音声で案内、V2は音声のみで案内!
市場価格の違い
▼最安値の調査結果
定価は先に発売されているV1の方が高いですが、市場価格の最安値は、V1が楽天・Amazonともに6,930円、V2がAmazonで10,900円となっています。
つまり、V1の方が約4,000円安いです。
どちらがオススメかについて先に筆者の結論を述べてしまいますと、V2がオススメです。
V1の方が液晶表示もついていて、しかも大幅に安いのですが、V2の方が使いやすさが優れています。1ラウンド18ホールの決して短くない時間で使うことを考えると、4,000円ほど高くてもV2の方がオススメです。
V1とV2は、搭載されている機能だけでなく、使い勝手の点で大きな違いがありますので、詳しく見て行きましょう。
機能・操作性の違い
モデル | V1 | V2 |
---|---|---|
グリーンセンター | 〇 | 〇 |
グリーンフロント | 〇 | 〇 |
グリーンバック | △(*1) | 〇 |
グリーン回転 | - | - |
左右グリーン | 手動切替 | 同時案内 |
ハザード | - | - |
音声案内 | 〇 | 〇 |
液晶表示 | 〇 | - |
グリーンレイアウト | - | - |
高低差機能 | △(*2) | - |
飛距離測定 | 〇 | 〇 |
エイミング | - | - |
最短案内距離 | - | 20~30ヤード前後(*3) |
衛星測位 | GPS | GPS |
*1:バックエッジは液晶表示されるが、音声案内はされない
*2:目安距離ではなく高低差が測定される。測定時は縦に構えてグリーンに向ける
*3:メーカー公開スペックが不明につき、口コミを参考とした
機能に大きな違いは無い
搭載されている機能はほぼ同じで、ハザードには対応しておらず、グリーンのフロント・センター・バッグの距離を案内するのが基本機能です。
その他には、2地点の距離を測定する機能も付いていますので、飛距離を測定することができます。
V1は音声と液晶の二刀流だが、操作がやや面倒!
V1の最大の特徴は、音声案内に加えて、本体に液晶が搭載されている点です。
目で見て確認できるため、「周り騒がしくて聞き取れない」「聞き逃した」といった問題がありません。
そうなると、音性と液晶の両方を備えたV1一択となりそうですが、V1の使い勝手について知っておきたい点が2つあります。
▼V1の音声案内
出典・参考:マニュアル
まず、V1の音声案内は、フロントエッジとセンターの2つが案内されるものの、バックエッジは案内してくれません(液晶では表示される)。
そして、もう一つは左右グリーンです。同時に左右両方を案内してくれませんので、左右のどちらかを選択する必要があります。
▼V2の音声案内
出典:shotnavi.jp
一方、V2の方は、フロント、センター、バックを音声で案内してくれるのは勿論のこと、左右グリーンを同時に案内してくれますので、ホールによって選ぶ必要がありません。
左右グリーンの指定の手間を考えると、液晶表示が不要であればV2の方がお手軽に使うことができます。

V1は左右グリーンを同時案内しないため、どちらか選ぶ必要がある!
V1の高低差機能は、使わない方が多そう!?
出典:shotnavi.jp
V1の方には高低差機能がありますが、一般的なものとは異なります。まず、本機を立ててグリーンに向けて測定する必要があり、測定結果は目安距離ではなく高低差そのものです。
帽子やバッグに装着して使う方にとっては、わざわざ外して測定することになり、しかも目安距離ではないため、この機能が必要・使いたいという方は現実的にはあまりいないのではないかと思います。
外観の違い
▼左がV1、右がV2
どちらも四角型で背面にクリップがあり、ウェアラブル端末として使用することができます。
V2は帽子のつばに付ける方が多く、V1の方は液晶を搭載していますので帽子だけでなくバッグに装着して使う方が多いようです。
モデル | V1 | V2 |
---|---|---|
サイズ | 40.8×40.8×7.9mm | 37×37×9.8mm |
重量 | 24g | 21g |
防水 | IPX3 | IPX4 |
電源 | 充電(micro USB) | 充電(micro USB) |
稼働時間 | 7.5時間 | 8時間 |
サイズ・重量はV2の方がややコンパクトですが、それほど大きな差は無いと言って良いでしょう。
カラーバリエーションは、1がブラック、ホワイト、イエローの3種類、V2がブラック、ホワイトの2種類となっています。
発売当初は、どちらもPRされていた横峯さくらのSKURAモデルがありましたが、現在は販売されていないようです。
V1とV2の仕様比較
モデル | V1 | V2 |
---|---|---|
発売年 | 2013年 | 2019年 |
定価 | 15,400円 | 13,200円 |
楽天 | 6,930円 | 11,978円 |
Amazon | 6,930円 | 10,900円 |
グリーンセンター | 〇 | 〇 |
グリーンフロント | 〇 | 〇 |
グリーンバック | △(*1) | 〇 |
グリーンレイアウト | - | - |
ハザード | - | - |
高低差機能 | △(*2) | - |
飛距離測定 | 〇 | 〇 |
グリーン回転 | - | - |
エイミング | - | - |
音声案内 | 〇 | 〇 |
液晶表示 | 〇 | - |
最短案内距離 | - | 20~30ヤード前後(*3) |
衛星測位 | GPS | GPS |
サイズ | 40.8×40.8×7.9mm | 37×37×9.8mm |
重量 | 24g | 21g |
防水 | IPX3 | IPX4 |
電源 | 充電(micro USB) | 充電(micro USB) |
稼働時間 | 7.5時間 | 8時間 |
*1:バックエッジは液晶表示されるが、音声案内はされない
*2:目安距離ではなく高低差が測定される。測定時は縦に構えてグリーンに向ける
*3:メーカー公開スペックが不明につき、口コミを参考とした
まとめ:V1とV2は、どちらがオススメか?
冒頭の価格のところで、V2がオススメと述べてしまっていますが、改めて整理します。
V1とV2の主な違いをまとめると以下の通りとなります。
- 市場価格は、V1の方が約4,000円安い
- V1は液晶ディスプレイと音声で案内、V2は音声のみで案内
- V1はグリーンの左右を指定して一方を案内、V2は左右同時に案内(指定不要)
- V1の音声案内ではグリーンのバッグエッジは非対応(液晶では対応)
- V1には高低差機能があるが、本体をグリーンに向けて縦に構えて測定し、目安距離ではなく高低差が案内される
以上を踏まえると、V1の方が4,000円ほど安いですが、V2は音声でバッグエッジが案内され、左右グリーンの指定も不要なため、手軽な使いやすさからV2がオススメです。

V1を選ぶ理由としては、価格が安いこと、そして、音声よりも液晶表示の方が合っている方になると思います。
