ファーウェイのWATCH GT 5 Proについて、5つの項目で製品を評価しました。
詳しい評価に加えて、総評、適するゴルファー、最安値についても解説していますので、ご自分の予算とニーズに合うかが分かる内容となっています。
WATCH GT 5 Pro の評価内訳
ファーウェイのゴルフウォッチ(GPSゴルフナビ)、WATCH GT 5 Proについて、画面表示、操作性、情報コンテンツ、デザイン、コスパの5つの項目別に評価しました(5点満点で普通は3点)。
画面表示:5.0点
形状 | 丸 |
---|---|
仕様 | 有機EL(AMOLED) |
サイズ | (46ミリモデル)1.43インチ (42ミリモデル)1.32インチ |
解像度 | (46ミリモデル)466×466ピクセル (42ミリモデル)466×466ピクセル |
ディスプレイは丸型のカラー(タッチ式)で、有機EL(AMOLED)が採用されています。
有機ELは自発光する有機ELが採用されていて、薄くて軽い、黒の表示がきれい、視野角が広い、という優れた特徴があります。そのため、液晶と比べると値段は高くなりますが、屋外で使用するゴルフにはより適しています。
そして、何と言ってもHUAWEIはスマホやタブレットの世界的なメーカーですから、画面のクリアさ・レスポンスの良さ・動きの滑らかさは抜群です。個人的な評価としては、現時点でこれを超えるものはないと思いました。
ディスプレイ形状は丸型を採用しています。四角型と違って、全方向に等しい広がり(半径)があるため、コースやグリーンなど多種多様な形状のものを表示したり、回転させたりするのに適しています。
また、アイアンやボタンなども様々な位置に配置しやすく、タッチ操作との相性も抜群です。
単に残距離を知りたいという方よりも、コースマップ、グリーンの起伏などビジュアルで情報を得たい方に適しています。
画面が小さ過ぎて、指で三点間距離を合わせるのは困難
引用:楽天
なお、画面サイズは46ミリと42ミリの2種類ありますが、上記の口コミのようにコースマップ上で地点指定される方は、大きい46ミリの方をオススメします。
<他メーカーのシンプルタイプ>
出典:Amazon
逆に、難しい操作は避けたい、残距離さえ分かれば十分という方にとっては、ビジュアル重視の丸型は相性が悪いものが多いでしょう。
文字・数字での表示がメインで、操作も簡単なものが良い方は、四角ディスプレイのものを中心に探されると良いでしょう。
- まず驚いたのはグラフィックの美しさです。とても美しいです。操作感もヌルヌル、サクサクでとても良いです。自分のスマホの方が遅く感じてしまいます。
- 屋外での視認性や操作のレスポンスもストレスありません。
- コスパ良く、ゴルフナビも三点間距離も使え、晴天時でも画面が非常に見やすいです。
操作性:5.0点
操作方法 | タッチ式(+2ボタン) |
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自動画面切替 (残距離に応じた最適ビューを表示) |
○ |
自動スコア管理 (ショット感知) |
○ |
操作方法
ディスプレイはカラーのタッチ式が採用されています。
タッチ式の最大の利点は、とにかく画面を触っていれば、説明書がなくても使いこなせてしまうことです。
出典・参考:マニュアル
さらに、HUAWEIはスマホメーカーでもあるためUIが秀逸です。
例えば、ハザードのスクロールや拡大は、矢印付きの丸いボタンが分かりやすく表示されていますので、戸惑うことがありません。
▼実際にプッシュ・ダイヤル操作するところが再生されます(5:13)
また、GPSゴルフナビの操作は、基本的にタッチ式とボタン式の2つに大きく分かれていて、WATCH GT 5 Proはタッチ式ではあるものの、ボタン操作も優れています。
ボタンは本体右側の上下にありまして、特に上のボタンはプッシュだけではなくダイヤル(回転)も可能で、スクリーンの拡大・スライドまでできてしまう優れものです。
自動機能
タッチ式のGPSゴルフナビは、高機能で扱いきれないのではないか?と懸念・敬遠される方も少なくないようですが、WATCH GT 5 Proは自動機能も充実しています。
- 自動スコア管理(ショット感知)
- 自動ビュー切替(グリーンに近づくとグリーンマップを表示)
出典:マニュアル
各ホールのプレー後にもしスコアが入力されていなかった場合は、スコア入力のリマインダーが自動的に表示されますので、パット入力し忘れるのを防いでくれます。
- ショットログが素晴らしい。ほぼ性格にショットログが取れ、ラウンド後もう一度楽しむことが出来る。
- パネルタッチもダイヤルもストレスなくサクサク動く。 以前使用していたスマートウォッチは、たまに動きが悪かった。 メモリーのせいでしょうか?こちらの操作性はピカイチと思う。
- 滑らかに動いて、素晴らしいです!デザインも性能も完璧で、大変満足してます!
情報コンテンツ:5.0点
コースレイアウト | 〇 |
---|---|
グリーンレイアウト | 〇 |
グリーンの起伏 | 〇 |
グリーンの回転 | - |
3点間距離 | 〇 |
スマホ連動 | 〇 |
その他 | グリーン方向表示(コンパス) 風速・風向き |
WATCH GT 5 Proは、コースマップの表示案内に優れています。スロープ機能、グリーン回転機能はありませんので、何でもかんでもフル装備ではありませんが、コースをビジュアルで把握したいという方には、使いやすさも合わせて満足度が高いGPSゴルフナビです。
ここでは、WATCH GT 5 Proの全容を知るべく、4つの機能に分けて紹介します。
- 3点間距離の計測(レイアップ)
- ハザード情報
- グリーンの方向
- グリーンの傾斜
ハザード情報(3Dハザード全景)
出典:マニュアル
WATCH GT 5 Proは、ハザードがとても分かりやすく案内されます。
ハザードは1つずつ表示されまして、コースマップ情報での位置、そして、と前・後までの距離が表示されます(現在表示のハザードは赤く表示)。
上部にある左右の矢印をタッチすると、次のハザードに切替わっていきます。
出典:マニュアル
次に、画面下にある矢印をタッチすると、選択中のハザードが拡大して表示されます。
コースマップはリアルに表示されますので、ハザードの位置と形状まで確認することができます。
他メーカーで映像が綺麗であっても拡大がないタイプですと、ハザード形状まで細かく見ることができませんので、ハザード案内はWATCH GT 5 Proで是非活用して頂きたい機能です。
3点間距離の計測(レイアップ)
WATCH GT 5 Proはタッチ式ならではの3点間距離の計測機能が備わっています。
コースレイアウト上で任意のポイントをタッチすると、現在地からタッチ地点、タッチ地点からグリーンセンターまでの距離を算出してくれます。
この機能により、自分が得意なアプローチ距離のポイントを探る際に役立ちますので、コース戦略を立てる上でとても参考になります。
グリーンの方向
この機能は、現在地からどの方向にグリーンがあるかをコンパス表示で教えてくれます。
例えばティーイングエリアからみて、林や起伏などでグリーンが見えない場合、グリーンがある方向を知ることができますので、林越えなどブラインドショットの際に役立ちます。
グリーンの傾斜
コース全体の高低差機能(スロープモード)はありませんが、グリーンについてはアンジュレーションをヒートマップで表示する機能が搭載されています。
高い所は赤く、低い所は青く表示されますので、アプローチでグリーンを捉える際に狙うポイントを探ったり、グリーン上でも球筋を読む際の参考にすることができます。
- 大手メーカーのスマートウォッチを使っていたが、バッテリーのもちが最高。今の状況では、約2週間は大丈夫と思う。週一、充電でいけると思う。
- グリーンの傾斜がわかり また風の方向など大変便利な機能が気に入りました。
- 距離もほぼ正確なのですごく楽です。クラブ設定に迷いが減ったのはありがたい。
デザイン:5.0点
WATCH GT 5 Proはサイズ・カラーともに2種類あります。
バリエーションは、46ミリモデルの方がブラックとチタンで、42ミリモデルの方がホワイトとセラミックです。
バエリ―ションが豊富なだけでなく、質感も含めて他のゴルフウォッチには無い高級感が漂っています。
サイズ | カラー | 本体素材 |
---|---|---|
46mm | ・ブラック ・チタン |
高硬度チタニウム |
42mm | ・ホワイト ・セラミック |
高耐擦傷性ナノセラミック |
サイズによりベゼルやベルトのフォルム・素材も違っていて、テイストからすると大きい方は男性向け、小さい方は女性向けといって良いでしょう。
ちなみに、画素数は同じため、見え方が大きい小さいの違いはありますが、描画性能は同じです。
さらに大きなポイントとして、ベースが高強度チタンや高耐擦傷性ナノセラミックなだけでなく、スクリーン部分にも高硬度サファイアガラスが用いられていて、傷が付きにくい点が挙げられます。
プラスチックのように傷付くことがなく、ミネラルガラスのような割れやすさもない。それでいて純度の高さから抜群の視認性も誇る。
実用性の高さは勿論のこと、ガラスとしての美しさにも優れており、一躍高級時計の風防としてメジャーな存在となりました。
引用:rasin.co.jp
アウトドアでの活用も前提としたスマートウォッチだけあって、このあたりはさすがHUAWEIといったところです。

キズキズのスマートウォッチとはおさらばです!
サイズ | (46ミリモデル)Φ46.3×10.9mm (42ミリモデル)Φ42.49×9.6mm |
---|---|
重量 | (46ミリモデル)53g (42ミリモデル)44g ※ベルト含まず |
丸型ディスプレイを採用したものは、一般的に分厚いものが多いですが、WATCH GT 5 Proはとても薄く設計されています。
このタイプで10㎜程度に抑えられていますので、デザインと質感の良さ、充電の持ちの良さもあり、普段使いのスマートウォッチとしても幅広く使えそうです。
- とても見やすいし高級感半端無いです。
- バンドのシリコン感もさほど嫌な感じはせず、サラサラしていて期待以上でした。バンドを替えながら普段使いとラウンド使いと楽しみたいと思います。
コスパ:3.0点
このモデルの抑えておきたい特徴は、丸型カラータッチ式パネル、スクリーン性能の高さ、自動機能(スコア管理・ビュー切替)、デザインの良さといったところが挙げられます。
特に、HUAWEIの製品だけあった、画面の美しさ・反応の良さ・動きの滑らかさはスマホさながらです。操作性のところでも触れましたが、タッチデバイスの一流メーカーだけあって、UIも秀逸で使いやすさも抜群です。
価格は、46mmの方が定価が43,800円ですが、42mmの方は79,800円と倍近いです。どちらを選ぶかでコスパの評価は変わりますが、46mmであれば高額の価値が十分あるといって良いでしょう。
- デザインと機能性とゴルフを愛する方には買って後悔はしないアイテムだと思う。
WATCH GT 5 Pro の総合評価
総合評価
総合評価 | ★★★★★ 4.6 |
---|---|
画面表示 | ★★★★★ 5.0 |
操作性 | ★★★★★ 5.0 |
情報コンテンツ | ★★★★★ 5.0 |
デザイン | ★★★★★ 5.0 |
コスパ | ★★★☆☆ 3.0 |
どんな方にオススメか?
WATCH GT 5 Proはどんな方に適するかを、以下に列挙しました。ご自分に該当する内容があるかチェックしてみてください。
- 4万円以上の高価格が問題無い方
- 丸型ディスプレイ・カラー表示のタッチ式が良い方
- スコア自動管理(スイング感知)を使いたい方
- コースレイアウト・グリーン・アンジュレーションを見たい方
- レイアップ機能を使いたい方
- 番手提案・落球地点予測を使いたい方
- 高低差機能を使いたい方
最安値の調査結果
※カッコ内は割引・ポイントを考慮した実質価格
取扱説明書
取扱説明書は下記リンクにて公開されています(外部サイト)。
≫ WATCH GT 5 Pro ゴルフモード ユーザーガイド