グリーンオンのザ・ゴルフウォッチ GS501について、5つの項目で製品を評価しました。
詳しい評価に加えて、総評、適するゴルファー、最安値についても解説していますので、ご自分の予算とニーズに合うかが分かる内容となっています。
ザ・ゴルフウォッチ GS501 の評価内訳
グリーンオンのゴルフウォッチ(GPSゴルフナビ)、ザ・ゴルフウォッチ GS501について、画面表示、操作性、情報コンテンツ、デザイン、コスパの5つの項目別に評価しました(5点満点で普通は3点)。
画面表示:4.0点
形状 | 丸 |
---|---|
仕様 | 有機EL(AMOLED) |
サイズ | 1.78インチ |
解像度 | - |
ディスプレイは丸型のカラー(タッチ式)で、有機EL(AMOLED)が採用されています。
四角型ディスプレイでは反射型LCDが多いですが、ザ・ゴルフウォッチ GS501には有機ELが採用されていますので、タッチ式による操作性だけでなく見やすさも優れています。
具体的に多くの機器に採用されている反射型LCDと比べると、有機ELは画素自体が発光しますので、黒がはっきりと表現されコントラストがしっかりしていて視認性が高いのが特徴です。
なお、有機ELであることは素晴らしいのですが、解像度がそこまで高くないのか(スペック公表無し)表示がやや粗いというか、リアルさや色使いの詳細さがほどほどなため、評価は4点(5点満点)としました。
出典・参考:マニュアル
なお、四角型ディスプレイで高機能タイプとなると、「小さな画面に情報が詰め込まれ過ぎて見づらい」という声が少なくありません。
その点、ザ・ゴルフウォッチ GS501は残距離の数字がコースレイアウトの上に表示される斬新なスタイルを取っていて、これが意外にも文字の読み取りやすを高めています。さらに残距離の数字をタップすると拡大して表示されるため、細かな文字が読み取り辛いという方にも見やすい仕様になっています。
- 画面の数字も見やすく老眼でもはっきり見えた。
- ウォッチの大きさはノームと同じだが、画面が端々まで広い。OLED画面がとても明るく部屋の中だと眩しいくらい。
- 画面の明るさ・見やすさは(ガーミン Approachの)S70以上です。
操作性:4.0点
操作方法 | タッチ式(+2ボタン) |
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自動画面切替 (残距離に応じた最適ビューを表示) |
- |
自動スコア管理 (ショット感知) |
○ |
操作方法
ディスプレイはカラーのタッチ式を採用しています。ボタンだけで操作するタイプと比べると、画面内の気になるところを触っていればマニュアルを見ずとも使いこなせてしまう方が多く、使用ハードルが低いのが特徴です。
特に、スマホやタブレットを日常的に使われている方は、スワイプ操作・タップ操作にも慣れていますので、直感的な使いやすさもあります。
タッチ式は人気があり良いこと尽くめではありますが、強いてデメリットを挙げるとすると、総じてボタン式より高額なこと、スマホより画面が小さくミスタッチしやすいことが挙げられます。
自動機能
ザ・ゴルフウォッチ GS501は自動機能としてオートショットが搭載されています。ショットをスイングを感知して、飛距離計測とスコア管理を行ってくれます。
出典・参考:greenon.jp
残距離に応じた画面の自動切替はありませんが、画面構成がとてもシンプルに設計されていますので、画面切替で戸惑ってしまう不安・懸念もありません。
上図の通り、メイン画面を中心として、4方向にスワイプすることで、レイアウト、ハザード、グリーン、スコア管理の画面に切り替えることができます。これで一通りの機能が利用できてしまいますので、階層が深くなく迷子になることもないでしょう。
極論すれば、残距離だけ分かれば良いというシンプルな使い方であれば、左右のスワイプでハザード画面に切り替えるだけで用が足りてしまいます。
- ショット数のカウントも正確だったのには驚いた。
- タッチパネルはサクサク動き、操作が楽。
- 肝心のゴルフ機能ですが、操作が素直で直感的に使えるし、動作もスムーズなので、とても使いやすいです。
情報コンテンツ:4.0点
コースレイアウト | 〇 |
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グリーンレイアウト | 〇 |
グリーンの起伏 | 〇 |
グリーンの回転 | 〇 |
3点間距離 | - |
スマホ連動 | 〇 |
その他 | 推奨クラブ グリーン方向表示 OBライン |
ザ・ゴルフウォッチ GS501は、四角型ディスプレイでは珍しく、コースレイアウト、グリーンアンジュレーションといったビジュアル情報が充実しています。
ここでは特に注目したい機能として、推奨クラブ、グリーン表示の2つを解説します。
推奨クラブ
出典・参考:マニュアル
メインのサマリー画面から上へスワイプすると、上図のレイアウトビュー画面に切り替わります。
この画面では、レイアウトが拡大されて表示され、ドラッグすることでコースレイアウトを動かすことができます。
そして、予め番手毎の飛距離を自分の内容に変更しておくことで、場面々々で残距離に応じた推奨番手が2つ表示されます。さらに、その番手の飛距離の同心円も表示されます(上図の赤と緑のライン)ので、大凡の着弾点を予想することができ、コース戦略を立てる上で大いに役立ちます。
グリーン表示
出典・参考:マニュアル
グリーン画面は、メインのサマリー画面から下へスワイプすると表示されます。2グリーンの場合は、更に左右のスワイプにより切り替えることができます。
グリーンはレイアウトだけでなくアンジュレーションがヒートマップで表示されます。アプローチの際に落とすポイントを探る際などに参考になります。
出典・参考:マニュアル
また、グリーンレイアウトの表示は、現在地から見た向きに自動的に回転して表示されます(スマートグリーン機能)。
つまり現場で目の前に見えるままのグリーンがディスプレイにも表示されるため、向きを脳内で補正する必要がありません。
- やはりグリーンのフロント、バックがすぐに分かること、高低差のオンオフがワンタッチで切り替わるのが便利だった。
- 何より精度も高く、レーザー距離計と併用したが、ほぼ差が出なかった。
デザイン:3.0点
ザ・ゴルフウォッチ GS501はカラーバリエーションがなく、ブラックのみの1カラーとなっています。
デザイン的には無駄が無くすっきりとしていて、ボタンも出っ張りが殆ど感じられず、衣服などにも引っ掛かりずらいスマートな仕上がりです。
サイズ | 52×38×12mm |
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重量 | 42g |
サイズは四角型タイプとしては標準的ですが、縦に細長い形状で、かつ、余白が少なくディスプレイが大きく取られています。
そのため縦に長いコースレイアウトを表示しやすい上に、横幅が抑えられていて装着していて邪魔になりにくさがあります。
シンプルデザインが良い方、装着感が気になる方にオススメです。
- 画面が大きくスイングの邪魔になるかと思いきや、軽くて全く気にならなかった。
- 有機ELなので、画面がすごくきれいなのは当然として、今まで使っていた初代A1に比べてずいぶんと小さめのボディーになり、邪魔にならずに常用できる感じです。
- 電池の持ちがいい(フル充電後1ラウンド後で1メモリ減るくらい)。
コスパ:3.0点
最安値の調査結果
※カッコ内は割引・ポイントを考慮した実質価格
コスパ評価
このモデルの抑えておきたい特徴は、四角型カラータッチ式パネル、自動機能(ショット感知)、画面のシンプル構成といったところが挙げられます。
AMOLEDが採用されていますので、屋外でもはっきりと表示され、特に残距離の表示が分かりやすく、タッチするだけで拡大表示もされるため、見やすさに優れています。
なお、タッチ式ではありますが、3点間距離やレイアップに類する機能はないため、ナビゲーション機能をバリバリ使いたい方というより、使い方やすさ・分かりやすさ・シンプルさを好む方向けと言って良いでしょう。
市場価格は3万円を超えますので安いモデルではありません。コスパとしては相応といったところです。
ザ・ゴルフウォッチ GS501 の総合評価
総合評価
総合評価 | ★★★★☆ 3.6 |
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画面表示 | ★★★★☆ 4.0 |
操作性 | ★★★★☆ 4.0 |
情報コンテンツ | ★★★★☆ 4.0 |
デザイン | ★★★☆☆ 3.0 |
コスパ | ★★★☆☆ 3.0 |

どんな方にオススメか?
ザ・ゴルフウォッチ GS501はどんな方に適するかを、以下に列挙しました。ご自分に該当する内容があるかチェックしてみてください。
- 3万円超えの予算が問題無い方
- 四角型ディスプレイ・カラー表示のタッチ式が良い方
- スコア自動管理(スイング感知)を使いたい方
- コースレイアウト・グリーン・アンジュレーションを見たい方
- 高低差機能を使いたい方
取扱説明書
取扱説明書は下記リンクにて公開されています(外部サイト)。